八王子支部2017年5月例会

日 時:2017年5月13日( 土) 午後2時~4時30分

場 所:台町市民センター(JR西八王子駅南口徒歩12分)

報告者:西村美智子さん

テーマ:「戦後、中国の学校で学んだ日本人の私」~ 15年戦争の何をどう学ぶか~

報告者 西村さんより

 1931 年の満州事変から数えて15 年も戦争をしていた日本、6 年生の歴史学習の中で、そんな時代があったことを知りおどろく子どもたちですが、平和な日本で暮らす今の子どもたちには、想像もできないことばかりでしょう。そんな子どもたちに、歴史の事実をどのように学ばせ、現在および未来を考えさせていくか、どんな教材や学習方法で学んでいくのがいいのか、悩むところです。

 昨年度は「戦争体験の聞き取り」をきっかけに学習を展開していきました。これから先、戦争体験を直接聞くことが不可能になることは必然です。しかしまだ、祖父母が戦後生まれという状況であっても、幼い頃の戦争の記憶や親から聞いた戦場での体験を聞かせていただくことは可能です。自分とつながる身近な人の体験や記憶を通して、少しでも戦争の時代やその中を生きた人々に近づいていってほしいと思いました。

 夏休みに子どもたちは、様々な戦争体験を聞いてきました。各地での戦い、東京大空襲、沖縄戦、広島・長崎への原爆投下、満州からの引き揚げ、シベリア抑留、戦争中のくらし等々。そんな中で、異色の聞き取りレポートがありました。80 年代、中国で中学・高校時代を過ごした母親が受けた歴史教育、地域の人やクラスメートの日本人への厳しい視線、つらく苦しかった中国での生活の様子が伺われました。中国では戦争は終わっていなかったのです。そこで、日本はアジアの国々に何をしたのか、教科書には日本のことがどのように書かれているのかを知ることを通して、加害の面からもこの戦争について考えていくことができました。その後、そのお母さんに教室に来ていただき、当時のことを詳しく話してもらいました。

 15 年戦争の学習をどのように進めていったか、その中でとくに何を取り上げ深く学んでいったか、子どもたちは一連の学習からどんなことを学び取り、未来につなげていこうとしているのか等について報告したいと思います。多くのみなさまのご参加をお待ちしています。

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