日本史部会2012年4月例会・感想

日時:2012年4月14日(土)18:30~

場所:筑波大学附属駒場中・高等学校

内容:藤本匡人さん 報告「2012年度私の授業プラン(仮)」

参加:12名

初回は、授業の年間計画をみんなで検討し、具体化していこうという企画です。

新年度、これまで受け持った経験のない科目を初めて担当することに…ということもあるでしょう。

一人で悩むより、一緒に考えた方が道は開けるに違いありません。

 


 昨年度、初めて教壇に立たれて、試行錯誤しながら授業を進めた藤本さん。年度終わりに生徒に「印象に残った授業は?」ときいたところ、「雑談」という答えが…。その反省をふまえ、今年度は限られた授業回数の中、講義一辺倒ではなく生徒の能動的な学習を交えて、生徒が「面白い」と感じる授業、生徒の印象に残る授業をつくれないかと、苦心しながら考えられた授業プランと、新年度最初の授業の生徒の反応を報告していただきました。

  日本史部会ゆえ、地理専門はほとんどいないながらも、新学習指導要領下での地理学習のあり方、発表学習の方法など、参加者も比較的多かったこともあって、議論は盛り上がりました。実際にどのような授業になったか、経過報告を改めてしていただく予定です。

 

感想

◆「地理」授業の年間計画を拝見させていただきましたが、そのなかで発表学習といった実践的な取り組みを生徒にさせようと試みている藤本先生の授業から、「地理」授業のやり方に色々な可能性をみることができました。私も本年度から初めて「地理」をもたせていただくことになりました。生徒が自分たちの生活との様々な違いを楽しく学べるよう、授業づくりにも色々な工夫をしながら模索していこうと考えています。(E)

 

◆たくさんの先生方に知り合えて、普段学校内に活動がとどまってしまいがちな身として、とても刺激となりました。若手の先生方が多かったこと、参加者の皆さんの発言から授業づくりが深まっていったことがとても印象的でした。

 藤本さんの報告は高校地理の授業を生徒発表を組み込んでどう作っていくか、という年間計画に関するものでしたが、論点が多岐にわたり、参加者方々の様々な視点、経験が語られていて勉強になりました。実際にどういう授業が展開されたのか、後日談を拝聴したいと思いました。

 ありがとうございました。(O)