世界部会2016年10月例会

日 時:2016年10月8日(土)18:30~

場 所:歴史教育者協議会の本部 5階会議室 (会場費として200円集めます)

     東京メトロ 丸の内線 新大塚駅 徒歩3分/JR山手線 大塚駅 徒歩15分

報告者:日高 智彦 さん
テーマ:「歴史新科目を主体的に構想してみよう」

内容  

 「歴史基礎」についても「歴史総合」についても、2006年以降、さまざまな場でさまざまな意見が出てきているようにみえます。問題点を指摘することは可能です。しかし、ではどのような年間計画や授業のあり方がよいか、の提案は容易ではありません。事実、具体案となるとまだ数えるほどしかありません。少ない単位時間がネックになるからでしょうか。では、単位時間を気にしなければ提案は容易でしょうか。そうではないでしょう。「教育的配慮」を軸とした「通史」の構成は、さまざまに積み重ねられてきた思索や実践はあれど、簡単なことではないからです。上記は、まさに私のことです。毎年、毎日、歴史の授業をしている者として、歴史教育の問題点には具体的な授業(1時間/年間計画)で応答したいと思いながら、うまくいかない日々です。今回の報告で、どこまで前に踏み出せるか、どのような一歩であれば前に進むのか、試みたいと思います。ご批判をいただければ幸いです。